ハシグチカンジの枝葉末節

某ブランドの京都アトリエショップに大体いるメガネです、以前は御所南Dewey&二条木屋町UNITでした。

最近の再確認事項。

こんばんは。

 

ここ数年、仕事の後に飲みに出るということがじわじわ少なくなってきておりまして、昨今の事態に関係があるのかないのか、Deweyスタート前くらいからは友人に誘われた時くらいに、月に1,2度になりました。

そうは言いつつ、ボクの相方はそれなりにきこしめすタイプですので笑、食後一緒に1,2杯はウイスキーを。余談ですが、家用だとお求めやすいお酒を選んでしまいません?、こないだお店に置いてる割と上等なのを口にすると、わ!ウマっと思いました、それなりに比例するのですね笑。

そんな晩酌の折に丁度良いのがアマゾンプライムの映画、このパターンのご家庭も多いかと思います。見逃していたのを気軽に見られますよね、良い時代になりました笑。

先日観たのがコレ、

 

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公開当初観に行こうと思いつつ逃してしまい、プライムに入ってて大助かり。良い映画でした、インディアンの保留地で起こった事件の顛末を描いた、ちょっと考えさせられる内容です。観終わった相方に「そういえばインディアン好きですよね。」と言われ、好きな気持ちを思い出しました、忘れていたわけではないのですが触れる回数が減るというか、そんな感じ。

インディアンへの興味、今となってはボクからそのニュアンスを微塵も感じないと思うのですが、ある意味アパレルの仕事を選んだ根本的な理由なのかも知れません。そのルーツを脳内で追ってみるとスタートは幼稚園に入る前くらいに観てた「荒野の少年イサム」というアニメでした、公式YouTubeページがありましたのでご興味あれば。真似のつもりで、コタツの上に座布団を積んで馬に見立て、敵を追っかけていたそうです笑。ボク自身は全く記憶にないのですが、主題歌のサビを辛うじて覚えてますのでそうなんだと思います。

その後は西部劇の再放送、ボクが子供の頃はまだそういうのが放送されてました。ララミー牧場やローハイド、前者はカラーで朗らかな感じで後者はモノクロでちょっと渋め、背伸びとかではなく後者の方が好きでした、多分撃ち合いが多かったのだと思います。そうなると必ず悪者役でインディアンが奇声をあげて登場してやっつけられる、もちろん悪人だと思ってました。

その"カウボーイが格好良い"という原体験を元にジーパンが好きになります、以前のブログで501には興味があまりなかったと言ってたのはコレで、ラングラーウェスタンブーツというカウボーイの主流を好んでました、トニーラマとかメルセデスとか頑張って履いてたな〜笑。そしてカウボーイの歴史を追っかけると、もちろんインディアンの歴史に触れることになります。更に掘ると、、あれ??インディアン悪くなくない???となり、サラッと流してた世界史のアメリカ開拓について読み返したり、インディアンについての本を読むようになります。中でもよく読み返したのがこの2冊、

 

 

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アメリカ先住民の精神世界」。著者の阿部珠理さんは去年お亡くなりになったそうです、今回のブログを書くのに検索して知りました。。。この本でスー(ラコタ)族に対する印象が180度変わり、

 

 

 

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「西への衝動」、コレで西部開拓史全体の流れを再認識しました。荒このみさんは風と共に去りぬの訳者としても有名ですね。

色々調べるようになると、インディアンの精神性というのは雄大な中に内障的な事を考えたり、中々ポエトリーでもあり、魅力的な世界。

とはいえ全くボクの独自性でそれを追ったとは言い切れず、もちろんビンテージデニムブームの影響もありました。それに連動してインディアンジュエリー人気が頂点だったというのもあります。ボクももちろん身につけていました。日本中の若者が原宿のゴローさんを目指して新幹線や夜行バスに乗ってたと思います笑。

京都にもゴローさんのような人が居ました、お世辞にもきれいとは言えない格好で、それなりに恐そうな雰囲気、ガラスケースに自分で作ったジュエリーをザラっと並べ、いつもTVで相撲を観てました笑。恐る恐る初めて入店した時に、ビーズの色の意味を問われました、予習が役に立ち幾つかは答えられました、機嫌が良くなりました笑。それから足繁く通うようになり、殆ど買い物はせずインディアンの色々を教えてもらいました。そのおじいさんは保留地で十数年過ごし、名前ももらったそうです、真偽は定かではありませんが、信じた方がロマンがあるのでそうしてます。

そんなこんなで色々と知識を得ていくと、、、結果、身に付けづらくなってしまいました、若い頃の壮大な勘違いによる正義感ですね笑。

例えばジュエリーの代表的モチーフの羽根、善行や功績が認められると貰えるそうなので、なんだか着けるのがおこがましくなるワケです。書籍は残りましたがジュエリーは手元から離れていき、保留地で入手したモノと少しは残ってます。

ジュエリーから遠ざかってしまいましたが、、また扱うのも悪くないなあと思います、店頭に並ぶかどうかは別として笑笑。

 

そんなことを思い出してるボクに数日後、娘が学校で読む本を何か貸せと言ってきました、毎朝ホームルームで10分間の読書タイムがあるそうです。普通の中学生でも読みやすそうなのを幾つかピックアップして渡すと、、

 

 

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コレを選びました、「はみだしインディアンのホントにホントの物語」。装丁がキャッチーさで選んだ感もあると思うのですが、なんだかインディアンづいてる笑。そうなるとボクも色々読み返したくなる、以前より肩の力も抜けましたのでまた身に付けるのも悪くないなあと思う。でも首や手首や指に着けるのはなんだか気恥ずかしいので、

 

 

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キーホルダーに仕立てました、当分インディアンに思いを馳せて過ごします笑。

 

余談ですが(全部余談ですが笑)、ウィンドリバーを観た後のオススメでコレが出てきてかなり嬉しい、

 

 

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大草原の小さな家。ボクら世代以上の方なら分かりますよね、例に漏れずボクも毎週末観てました、思春期の頃はもう興味が無くなってましたが。

改めてみるとかなり印象が違う、吹き替え放送とプライムの字幕との差もあるとは思うのですが、思ってたよりも父さんが優しいし、思ってたよりも母さんが勝ち気、そしてジジイやんと思ってた医者のベイカー先生に自分の歳が近いという現実笑。

また、これは老けただけなのかも知れませんが、目頭が熱くなる回が殆どです。夜な夜な鑑賞中なのですが、こんなに良いドラマだったっけ?と思います。

シンプルに家族や友人を大切にしようと思わされます、アマゾンさんありがとう笑。

 

という感じの最近です笑、それではまた次回。