ハシグチカンジの枝葉末節

某ブランドの京都アトリエショップに大体いるメガネです、以前は御所南Dewey&二条木屋町UNITでした。

ブラウンのパンツ。

こんばんは。

 

突然ですが、家のタオルってどんなのをお使いですか??。僕はと申しますと、どこそこの〜とか・オーガニックコットンの〜とか、そういうのは気にしていないのですが、色を使い分けていたりしてました。過去形ですね笑、最近は良い意味で全く気にしなくなりました。一人住まいだと自宅時間は自分だけ、自宅=自分の部屋ですので目に入る物の居心地の良さを優先しますよね。まあ、かぞくのいる今も割合同じ感覚が続いてるのですが。

その色なんですが、洗面所+お風呂はネイビー・トイレはグレー・キッチンのタオルと台拭きはブラウン、という内訳。食器を拭く布巾なんかはキナリでした。

因みにDeweyのお話でもよく言うのですが、工業製品の連続性のある雰囲気が好きで、家にいるときは更に余計な情報を排除したい、と言う事で陶器は限りなく白(ホテル用なんかがベスト)若しくは木製、グラスは透明、キッチン家電も白orステンレス。某印の無いブランドさんみたいな雰囲気ですが笑、マグカップと大皿は北欧やイギリス物を選んだりしてました。因みに無地の製品だとイタリアの業務用食器ブランドのTognanaが好きです、デロンギのオリジナルなんかはトニャーナ製ですね。

逸れました、タオルです。一応この3色の使い分けには理由がありまして、お風呂周辺は全身で水に触れますので爽やか方面でブルー系のネイビー・トイレは締まった方が清潔感があるのでグレー・キッチン+居間は家具や心の落ち着きに合わせてブラウン。まあ、、、予想のつく答えですよね笑笑。

 

で、ボクの洋服に対する色の好みも近いものがあります。白〜黒のグラデーションと、ネイビー・オリーブ・ブラウンを殆ど着ておけば安心、赤や黄色や淡い色なんかはワードローブの内の2割くらいで良いのでは?という感覚。

 

そして何故こんな話の入り方をしているのかと申しますと、

 

 

 

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最近表ブログで、このブラウンのファティーグをオススメする投稿を続けたところ、春夏に茶色〜?というお声をいただきましたので(といいつつお買い上げいただいて有難うございます笑)。

秋冬っぽいイメージがあるといわれると、、確かにそうではありますね。日本人の四季に対する繊細な感覚なのだと思います、服の色は国民性が出ますもんね。そういう意味では欧米人は季節に関係なくブラウンを多用していると思います、肌が白い白人は色が映えますし、黒人だとグッと締まってカッコイイ。逸れますが、黒人の男性がベージュのスーツにシャツ、ダークブラウンのブーツとかって格好をするとめちゃくちゃカッコイイ、ホント羨ましい。

 

というところでブラウン、特にパンツに関しては年中はいて頂きたいなあと思うのです。

ブラウン=茶色・栗色・褐色・土色、因みに熊(ベア)がブラウンの元だそうですね。この通り、ブラウンは大地の色だったり、熟れた木の実の色やお茶の色(緑茶って文化的には若いというのが良くわかりますね)。植物の色の在り方としては、全て土や木の幹の上にありますよね、葉っぱも花も草も、積もった雪も。

なので落ち着きの欲しい居間のタオルにブラウンを選んだのは自然の成り行き。

ということは、、、茶色は全ての色に合わせて良いということになります。大地の色は春夏秋冬同じ色、なので洋服の下半身にブラウンを置くのは自然なこととなるわけで、、

 

 

・・・・・以上笑。

なんだか説得力が足りないような気がしてきました笑。でも、そういう意味ではベージュのチノの万能性だって遠からずなんですよね。

 

んでね、ここまで書いてはたと気づいたのですが、、困ったことに、ボクの説得力への不安が更に。

 

褐色の"褐"、そのまま"かち"と読むのですよね、コレって濃い紺色という意味なんです、茶色ちゃうやん笑笑。古文なんかに出てくる意味だと、身分の低い人の衣服の色を指していた様子で、昔は藍が堅牢で手に入りやすかったので作業着やそういう人々によく使われたのでしょうね。それが武家の運動着(剣術の鍛錬や戦用)に使われるようになり、"紺は勝ち色"と文字られるようになったのでしょう。誰だったか忘れましたが、幕末の開国で日本の港に降り立ったアメリカ人が"日本人の紺色着用率の高さで景色が美しく感じた"なんてことを書き残しているそうです。

はたまた、フランス産のデニムがアメリカに渡っても作業着だった、これも東西問わず同じだったんですね、面白い。。

 

おい、ネイビーの話になってるやんか、、、笑。

 

ということで、本日もまとまりにかける裏ブログでしたが笑、GWに色のお話の続きをしにきてくださいませ。かく言うボクだって正解はわかりません、一緒に悩みましょう、悩んでください。

 

それではまた次回。