Deweyカンジの枝葉末節

御所南のDeweyです。こちらでは脳内にある、お店フィルターにかける前のお話をしようと思います。

最近の再確認事項。

こんばんは。

 

ここ数年、仕事の後に飲みに出るということがじわじわ少なくなってきておりまして、昨今の事態に関係があるのかないのか、Deweyスタート前くらいからは友人に誘われた時くらいに、月に1,2度になりました。

そうは言いつつ、ボクの相方はそれなりにきこしめすタイプですので笑、食後一緒に1,2杯はウイスキーを。余談ですが、家用だとお求めやすいお酒を選んでしまいません?、こないだお店に置いてる割と上等なのを口にすると、わ!ウマっと思いました、それなりに比例するのですね笑。

そんな晩酌の折に丁度良いのがアマゾンプライムの映画、このパターンのご家庭も多いかと思います。見逃していたのを気軽に見られますよね、良い時代になりました笑。

先日観たのがコレ、

 

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公開当初観に行こうと思いつつ逃してしまい、プライムに入ってて大助かり。良い映画でした、インディアンの保留地で起こった事件の顛末を描いた、ちょっと考えさせられる内容です。観終わった相方に「そういえばインディアン好きですよね。」と言われ、好きな気持ちを思い出しました、忘れていたわけではないのですが触れる回数が減るというか、そんな感じ。

インディアンへの興味、今となってはボクからそのニュアンスを微塵も感じないと思うのですが、ある意味アパレルの仕事を選んだ根本的な理由なのかも知れません。そのルーツを脳内で追ってみるとスタートは幼稚園に入る前くらいに観てた「荒野の少年イサム」というアニメでした、公式YouTubeページがありましたのでご興味あれば。真似のつもりで、コタツの上に座布団を積んで馬に見立て、敵を追っかけていたそうです笑。ボク自身は全く記憶にないのですが、主題歌のサビを辛うじて覚えてますのでそうなんだと思います。

その後は西部劇の再放送、ボクが子供の頃はまだそういうのが放送されてました。ララミー牧場やローハイド、前者はカラーで朗らかな感じで後者はモノクロでちょっと渋め、背伸びとかではなく後者の方が好きでした、多分撃ち合いが多かったのだと思います。そうなると必ず悪者役でインディアンが奇声をあげて登場してやっつけられる、もちろん悪人だと思ってました。

その"カウボーイが格好良い"という原体験を元にジーパンが好きになります、以前のブログで501には興味があまりなかったと言ってたのはコレで、ラングラーウェスタンブーツというカウボーイの主流を好んでました、トニーラマとかメルセデスとか頑張って履いてたな〜笑。そしてカウボーイの歴史を追っかけると、もちろんインディアンの歴史に触れることになります。更に掘ると、、あれ??インディアン悪くなくない???となり、サラッと流してた世界史のアメリカ開拓について読み返したり、インディアンについての本を読むようになります。中でもよく読み返したのがこの2冊、

 

 

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アメリカ先住民の精神世界」。著者の阿部珠理さんは去年お亡くなりになったそうです、今回のブログを書くのに検索して知りました。。。この本でスー(ラコタ)族に対する印象が180度変わり、

 

 

 

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「西への衝動」、コレで西部開拓史全体の流れを再認識しました。荒このみさんは風と共に去りぬの訳者としても有名ですね。

色々調べるようになると、インディアンの精神性というのは雄大な中に内障的な事を考えたり、中々ポエトリーでもあり、魅力的な世界。

とはいえ全くボクの独自性でそれを追ったとは言い切れず、もちろんビンテージデニムブームの影響もありました。それに連動してインディアンジュエリー人気が頂点だったというのもあります。ボクももちろん身につけていました。日本中の若者が原宿のゴローさんを目指して新幹線や夜行バスに乗ってたと思います笑。

京都にもゴローさんのような人が居ました、お世辞にもきれいとは言えない格好で、それなりに恐そうな雰囲気、ガラスケースに自分で作ったジュエリーをザラっと並べ、いつもTVで相撲を観てました笑。恐る恐る初めて入店した時に、ビーズの色の意味を問われました、予習が役に立ち幾つかは答えられました、機嫌が良くなりました笑。それから足繁く通うようになり、殆ど買い物はせずインディアンの色々を教えてもらいました。そのおじいさんは保留地で十数年過ごし、名前ももらったそうです、真偽は定かではありませんが、信じた方がロマンがあるのでそうしてます。

そんなこんなで色々と知識を得ていくと、、、結果、身に付けづらくなってしまいました、若い頃の壮大な勘違いによる正義感ですね笑。

例えばジュエリーの代表的モチーフの羽根、善行や功績が認められると貰えるそうなので、なんだか着けるのがおこがましくなるワケです。書籍は残りましたがジュエリーは手元から離れていき、保留地で入手したモノと少しは残ってます。

ジュエリーから遠ざかってしまいましたが、、また扱うのも悪くないなあと思います、店頭に並ぶかどうかは別として笑笑。

 

そんなことを思い出してるボクに数日後、娘が学校で読む本を何か貸せと言ってきました、毎朝ホームルームで10分間の読書タイムがあるそうです。普通の中学生でも読みやすそうなのを幾つかピックアップして渡すと、、

 

 

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コレを選びました、「はみだしインディアンのホントにホントの物語」。装丁がキャッチーさで選んだ感もあると思うのですが、なんだかインディアンづいてる笑。そうなるとボクも色々読み返したくなる、以前より肩の力も抜けましたのでまた身に付けるのも悪くないなあと思う。でも首や手首や指に着けるのはなんだか気恥ずかしいので、

 

 

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キーホルダーに仕立てました、当分インディアンに思いを馳せて過ごします笑。

 

余談ですが(全部余談ですが笑)、ウィンドリバーを観た後のオススメでコレが出てきてかなり嬉しい、

 

 

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大草原の小さな家。ボクら世代以上の方なら分かりますよね、例に漏れずボクも毎週末観てました、思春期の頃はもう興味が無くなってましたが。

改めてみるとかなり印象が違う、吹き替え放送とプライムの字幕との差もあるとは思うのですが、思ってたよりも父さんが優しいし、思ってたよりも母さんが勝ち気、そしてジジイやんと思ってた医者のベイカー先生に自分の歳が近いという現実笑。

また、これは老けただけなのかも知れませんが、目頭が熱くなる回が殆どです。夜な夜な鑑賞中なのですが、こんなに良いドラマだったっけ?と思います。

シンプルに家族や友人を大切にしようと思わされます、アマゾンさんありがとう笑。

 

という感じの最近です笑、それではまた次回。

チノパンとは? 2021年のDewey的見解、というか思い。

こんばんは。

書き始めると連投するカンジです、しかも本日長文が予想されます、明日の臨時早仕舞いの分と思ってください笑。

 

最近のDeweyのインスタ等をご覧いただくとわかると思うのですが、インディゴウエポン2プリーツパンツをオススメする事が多いです。

ウエポンとはウエストポイントの略で、1800年初頭からあるニューヨークのウェストポイント陸軍士官学校を指します。このエリート養成校の制服用の素材として双糸(生地を織るときに糸を2本並べる)づかいでより丈夫に・光沢を出して高級感が現れるように作られたチノ素材、これを通称ウェポンと呼ぶようになりました。

通常のチノとの違いといえば、、、なんか格好良く見える・・・かな笑。19か20の頃に初めてウェポンに触れた時は、なんかヌメっとして凄そう、そういう感覚でした。アメリカのざっくりしたブランドさんのチノは、なんとなくサクっとドライで分かりやすい空気感を帯びてましたが、軍モノ復刻ブランドのウェポンは、なんだかそんな感じでした。

真面目な話をすれば、双糸づかいですので、通常の堅牢度をキープしつつ薄く仕上げられる、細い糸ですのでより高密度ということもいえます。また2本並ぶことによって反射角が増えるので光沢感がアップ、サテンと同じシステムですね。そう、サテンのピカピカが化繊とか加工だと思ってた、なんて話にもたまになるのですが、綿です。Tシャツやデニムやチノと同じ綿、あれは反射で光って見える織り方なのです。表をピカピカにするから、その分裏にツケが回ります。と言うことでバックサテンといわれるファティーグパンツの定番生地って、あんな具合のサクサクっとした生地感なのです。

そのウエストポイントの織り方で経糸にインディゴを配したのがインディゴウェポン。ちなみにタテ糸ヨコ糸を漢字で表記すると経糸緯糸、合理的な表現ですね、縦と横だと主観で90°入れ替わる、経緯だと間違わないですもんね。

 

 

 

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と言うことでインディゴウェポン2プリーツパンツ、この存在はボクにとってはとても親近感の湧く存在なのです、だから猛プッシュ。

前述のウェポンの原体験、正直いえばそれほど心に響いておりませんでした。もっと正直にいえば、、、え、おっさん臭いやん、くらいに思ってました。

 

もう、、、ブランド名を伏せたりするのが面倒なので、もう赤裸々に行きます。

 

当時ボクが在籍しておりました今は亡き綿綿堂というセレクトショップ、海外ブランドと共にビンテージレプリカをドカンと揃えておりました。シュガーケーン、フルカウント、エビス、ステューディオ・ダルチザン、オムニゴッド、ゴーウェスト、FOB、トゥームーン、それに現ローズバッドのレミニッセンス(浜ちゃんが当時ずっと着てたスウェットが代表)。

そんな店にいたボクですが、それと同様にストリートの皆とも仲が良かった。stussy始め、当時の裏原系界隈のブランド。その中でも好きだったのが千壽公久氏のSWIPE ON THE QUIETというブランド、スワイプが好きというよりも千壽氏に憧れました。今でも年に数回、当時の切り抜きをおさらいします笑。

 

f:id:bridge_middle_works:20210410180724j:plain 手元になかったので拾い画像、、この方です。そういえば、数日前に5月発売のMeetsの撮影がありまして(裏ブログなので言っちゃいますが、ボクで4ページです、画がもつのか、、笑笑)、撮影担当で関西ファッションカメラマンのボスで20年来の兄貴分のマサオ氏に、「そういやカンちゃん千寿系やったよな笑」と言われました、久々にファインダー越しのボクを見て思い出したのでしょう笑。当時千壽氏に憧れ真似する若者をそうカテゴライズしてました、確かに千寿系京都代表枠でした笑。

千寿系になったきっかけは、ELTというショップスタッフ時代の千壽さんの雑誌の写真、トラッカーシャツにボロボロのビンテージペインターパンツとエアウォークのデザートというスタイリング。求めていたのはコレ!!となりました。もう、まんまこの格好をしてました笑。当時から501のビンテージなんかにはさほど興味がなく、ペインターやブッシュパンツばかり選んでました、古着買うのもズレたデニムばかり。インディゴ大好きでしたが、それをそのままではなく料理の具材として、でも味付け濃すぎないように、そんな感じが好きでした。綿綿堂閉鎖後、FULLCOUNTに引っ張ってもらうのですが、その段階で社長に話す時、「フルカウントの商品、定番の5ポケは持ってなくて、いつもペインターとビッグEタイプのグレーをはいてます。」と満面の笑みで言ってしまったことを覚えてます笑。そういえば社長にも千寿系って言われたような。。。

入社後も、企画会議で硫化染料のバックサテンの企画ばっかり挙げてました、全部デニムワークパンツとのコーディネイト、もしくはカバーオールに合わせるボトム。同時の同僚と久々に会ったときに5ポケデニムをはいてると珍しがられます。

その後、ポールスミスのサポートをしてたMさんに引っ張られ、キャピタルに入社します。そこでようやく5ポケデニムをはくという当たり前に気づきます笑。多分これは反動で、デニム生産のスペシャリストの会社に入ったら、王道ではなくオートクチュール的発想をデニムで体現する、そんなな現在のキャピタルのスタート期で、待て!ボクが王道を守る!!という訳のわからない正義感に駆られたのだと思います、わけわからん。。。

しかしながらデニムを代表する2社で学べたことは多かったですし、Dewey a.k.a UNITがパンツを得意とする基礎になっていることは間違いありません、男はパンツです。

付け足しで、、その後ウィメンズメインでメンズもアリのセレクトショップを預かる事になりました。マッキントッシュのコートにスメドレーのニットでオニールの巻スカートとパンプス&ブーツ、そんな女性アイテムと共に、JKT+デニム+レザーシューズの男性、クラシコのスーツを扱ったりもしてました。ストリート・トラッド・デニム・古着、それなりに通過してきましたので、それなりにボクの洋服屋としての話を信用していただけますでしょうか笑。

 

かなり脱線しましたが、、、こんな具合でデニムとお付き合いしてきたので、インディゴを使いつつ・ガチガチのデニムではない素材で・トラウザー型のパンツ、という3拍子揃ったインディゴウェポン2プリーツはボクの快適なポイントなのです。今お話した頃よりも大人になってますので、スラックススタイルを実感出来てるというのも一因。

 

そうなると、、、やはりこの商品の元となる"チノ"についてまた考えるわけです、Deweyの根幹でもあります。先日松阪でチノスーツのポップアップをしながら、チノについてまた新鮮さを得ました。いつもの場所じゃない空間で定番について話すと、客観的に復習できるでしょ。

 

デニムはざっくりいうと、イタリアの漁師発祥でアメリカの全種類の労働者が育ての親。

 

チノはというと、、、インドでイギリス軍が考案→インド駐留軍用に大量に作ったモノが中国に流出→米西(アメリカvsスペイン)戦争に勝った米軍がフィリピン割譲に際し、駐留軍用にそれを大量購入→第一次大戦あたりから米軍の主流の服に

という流れですね。中国は英語でチャイナですが、スペイン語でチノ。米軍が買い上げる段階で"チノのパンツ"と呼称するのが当たり前になっていた、そういうふんわりしたいきさつでチノパンが誕生。

 

アメリカ衣料の代名詞的なデニム&チノ、どちらもオリジンはヨーロッパなのです、実は。まあ、アメリカの国家の成り立ちに近いニュアンスと考えると納得ですね。日本以上に当時のアメリカはアレンジ力があったのかも知れません。アメトラやアイビーなんて、まさにアメリカンアレンジですもんね、ボクはそのアメトラをDewey流に解釈して皆さんにお伝えしようとしてるワケですし、実際アイビーリーガーはデニムよりチノを多様してました。コッポラ監督のアウトサイダーはまさにそれですね、チノをはいた上流階級の若者グループ"ソーサー"と、デニムをはいた学校にいけない労働者階級の子供たち"グリーサー"の確執を軸に展開される青春群像劇。若い頃はデニムをはいたマット・ディロン一択でしたが、今見ると両方の若者の応援をしたくなる笑。最近の映画ならプレッピー・コネクションですね、アマゾンプライムでも見られます。貧乏な家の男の子が寄宿制名門高に入学して、ドラックの売人として受け入れられて破滅するストーリ。B.Dとチノをはいた同級生とGジャンを着た幼馴染の対比。

そうやって、戦後のアメリカを描く上でチノとデニムは外せない存在でした。なんか、、こうやって書くとDeweyの主力のチノとB.Dシャツがなんだか嫌味っぽく感じられます、、、失敗笑。

でも、こういう意味合いでの棲み分けは日本には輸入されないので一安心笑。シンプルにどちらにも憧れがあって、紺ブレとB.Dとチノは上質なカジュアル、デニムは親和性の高いカジュアルとして培われてきました。

そのイメージは以前より変わらないワケなのですが、この10数年デニムとの関係性がメーカー時代よりも客観的に見られるようになり、UNITを始めてチノを再確認、Deweyになってメインとなりました。その中で最も印象が変わったのは、ファッション的なアプローチよりも耐久性という部分でした。考えてみれば当たり前ですよね、軍隊で使うんですもんね。個人的な感覚で言えば、破れとかほどけとかではなく色落ちの気遣いの仕方、コレがデニムと違いました。

チノの色落ちって意識します?、多分しない人が殆どです。多分"色落ち"というよりも"色褪せ"というほうがしっくりくるかもしれません。でも、コレは敢えて"落ち"と言いたくなる。デニムの醍醐味である"タテ落ち"あれはデニムをはいて労働をしなければ、結構気を使わなければいけません。そんな小さなことは気にしないという方ならもちろんOKなのですが、膝だけ白くなったり、財布のとこだけ破れたり。その中でも一番嫌なのがお尻、坐骨から内側にかけてが白くなりやすい、自転車乗るとさらに加速。他の濃いめの染料でも同様の心配はあるのですが、デニムは特に顕著、素直笑。昔のぼくはある程度色落ちするまで自転車に乗る時ははかなかった。それでデニム自体から距離を置くことも無きにしも非ず。

チノの場合、特にカーキ(ベージュ)系はその心配は皆無、濃いものもそれなりに問題ありません、おそらくこれはPt.Alfredの採用しているスーパーチノの、生地自体の耐久性と染料の定着・相性が良いというのも言えるかもしれません。

 

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ちなみにこのチャコール、約6年モノと最近はき始めたモノ。古い方の均一な色落ちが綺麗でしょ?、お尻だけ白くなることもなく健康体。因みに古い方は1st ARMY、新しい方がドレスの2プリーツです。個人的にはこの2プリーツが最近の気分、テーパードの具合がキレイです。そしてデニムと同様に楽しめるのがステッチのパッカリング(凸凹)です。

 

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こっちはわかりやすくベージュにしてみました、3rd ARMYです。デニムにはない道具感というか、こっそり主張のある感じが奥床しくて素敵。多分この感覚はバーバリークロスに代表される、トレンチコートのエイジングに近いと思います。デニムのような個体差のある一発勝負感ではなく、規則正しくエイジングが成されてるような、まさにサープラスの魅力を支える部分だと思います。

 

 

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そしてチノクロスのセットアップ、これも懐が深い。このセットアップの存在って、人それぞれでベクトルが多種多様なんです。

普段バッチリとスーツを着てる方からすると、カジュアルで気楽なセットアップ。逆に普段Tシャツとパーカで過ごせる人にとっては、ちょっと真面目な時に使える着やすいスーツ。ノータイだけどジーパンまではゆるく出来ない、そんな職種の人には仕事着として信頼できるポジション。VANを体感した世代の先輩方からすれば、そうそうコレコレ!という気分でしょうね。

そしてチノクロスの特性で、エジングという考え方で付き合う時間も長くなる。10年着込んだよ、、、なんて場合も、2軍の4番打者くらいの感覚で使えると思います。逆にそこまで着込んだJKTをオリーブのカーゴパンツに合わせて黒のUチップでも履けば、若者には出せない格好良さだったり。ボク自身、今着てるネイビーのセットアップはかれこれ7年くらいの付き合いになると思うのですが、洗って(家の洗濯機で)生地目が整った時の表情を見ると、毎回愛着が増します。お買い上げの際に新品を着た皆様を羨ましくも思うのですが、自分の形になったJKTというものは中々の戦友感があります。"自分の形"と言いましたが、着込んで自分の形にする上着ってデニムが主になるワケですが、やはりここもしっかりカジュアルになってしまう。近い感覚だとレザーJKTかもしれませんが、コレはまた別の対比。チノJKTの場合だと、大人らしさというか、矜持を保ったままそれを作ることが出来る。コレは完全な私感ですが、スーツも元々馬乗りの軍服からのスタート、チノは言わずもがな、どちらもミリタリーの機能服として培ってきた下地が絶妙にダッグを組んでいる、そういうことなんだと思います。

雑という切り口が微塵もなく、でも手軽、かといって緩みすぎない、でも楽。そんなポジションの素材や洋服って、やはりチノが頭一つ抜きん出ていると思います。

 

そして。Deweyのラインナップを考える際、ボクの中で密かにイメージしていることがあります、それは"制服と道具"。制服って機能美ですよね、機能美って全てに理由があって、無駄な贅肉を持ち込んで無いので格好良い。また制服は同じものを皆が着ていても、それぞれの体型や役回りや年月でその人に沿ったモノに仕上がる。

そして洋服の文化的立場、洋服はファッションとしてイケてるかどうか、またちょっと前の流行りだとノームコアのようにファッションの持つ過食性と対局に立つか。またはコレクションブランドの豪奢なモノであるのか、パンクのようにボロい服でアウトサイドに立つか。そして当たり前の話ですが、流行に乗るかそるか。

こういうのも、中庸の立場があって良いのだと思います。中庸だから目立たない普通のおじさんというわけではなく、身だしなみに気遣いのある大人。ベーシックなモノを着てるけど、サイズチョイスやパンツの裾のニュアンス、袖の折り方や小物の配置、そういう気遣いが内面性と混ざり合って、その人のパーソナリティが反映される。

そして道具感。コレはやはり長く付き合うには、洋服自体の普遍性と確立が成されていないとならないわけで、物自体がしっかりしていないと任せられない。この前も言いましたが、消耗品のTシャツも、同じモノを買い続けられるという存在の確立。

 

こういう面倒臭いボクの話に、はいはい分かったから〜と付き合ってくれるのがチノなのです笑。

まあここまで長々と言ってきましたが、、

 

"一見普通だけど、なんか違う。"

 

そういう大人が格好良い。その基礎の部分としてチノが最適、そう思うのがDeweyです。一行で済む話かもしれませんが、一行にはコレくらいの気持ちが込められるということです笑。

 

いや〜、コレくらいの熱量で書けば、たまにはお師匠が喜んでくれるでしょう笑。なんて強がりを入れないと恥ずかしいのですが笑、コレくらいのことを日々考えながら洋服を触っております。

なので、いつでも相談してくださいね。一応男の建前として、「なんでもいいですよ〜、適当に着たら。」と言いますが、後からいっぱい言いますので。2021年の見解なんてタイトルにしましたが、これずっと思ってますよね多分。

 

あ〜、面倒臭い店。でも面倒臭いボクのブログを最後まで読んでしまう人は、責任とってくださいね、チノパンと共に笑。

 

ということで、また次回です。

お久しぶりでございます、、、。

こんばんは。

 

すっかりコチラの更新を怠っておりました。

ここに訪れる皆様はボクの理解者だと勝手に思ってますので、少々間が空いてもお許しいただけると慢心しております笑。

とはいえもうちょっとマシには更新したいので、、、少なくとも週1以上とこの場を借りて宣言させていただいて於きます。年末年始等は許してくださいね、と保険も打っときます笑。

 

サボってる間に、コレ書こうかな〜アレ書こうかな〜と思い巡らせたりはしていたのですが、、まあ覚えてないですよね、そういうの。ちゃんとメモっとかないと、そのためのRHODIAの在庫なのに、、皆様も忘れないように是非ロディアを!!笑。

そんなこんなで2ヶ月ぶりの投稿なのですが、最近来シーズンの展示会もひと段落し始めたり、数日前に某関西情報誌の特集取材を終えたり、自分の&Deweyの立ち位置をちょっと考えるタイミングでもありました。

 

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やっぱ、、、ファッションって苦手だなあと、改めて思います。"ファッショナブル"って、単純な表現をすれば、違うシャツを2こ1につなげた奇抜さであったり・極端に細かったり太かったり、要は一見して特別でなければならないわけですよね。そんな極端でなくても、そのエッセンスを元にした流行りであったり著名な人々が良いと言ってるものを信じたりしなければ進めない。若ければ良いけれど、しんどいですよね。

中学生の娘と洋服の話になると当にソレ、みんながラインパンツをはいてるから・半年前のはもう古い等々、ある意味正解なのですが別の(ぼくの)意味では不正解。人と同じ(流行ってる)洋服を選ぶということは没個性、ということは流行ってない服を着るべき、でもそれだと時代遅れやダサくなる。こりゃあ難題であります笑。

アパレル界隈の人と話をすると、、まあ商売なので当たり前なのですが、なんだかんだ言いながら、どこが売れてる・あそこが調子悪い・ここを追っかけるのはどうかと思う、大体そんな話。そんな時ぼくは徐々に口数が減りフェイドアウトします笑。アパレル界に属しながら、正直なところ情報収集を怠ってます、これは客観的に見て正しくないです。その匂いの嗅ぎ分けが自店の隆盛に影響を及ぼすはずですから。そこで会話のターンが回ってくると、ボクは〜しか出来ないのでなんとなくやってます、てへぺろ、そんな感じでしらけさせてしまいます笑。

よく謙遜でしょなんて言われるんですが、ファッション苦手なんです。感覚的には身嗜みを売ってる、そう言うのがしっくりきます。毎シーズン買い物をしてもらわないとならないのですが、商品を選ぶ時にどうしても3年着られるか?を考えてしまいます。"定番"という言葉をボクはよく使いますが、その中でもサイクルはあります。例えばTシャツ、5年前ならもう少しフィット感のある物を選んでましたが、ここ数年はちょっとゆるめ。存在の立場は定番ですが、定番は定番なりにうごめいてます。その嗅ぎ分けはボクの仕事、それを皆さんに負荷のかからないように勧めているつもりです。

ベターのご説明で、"大人の消耗品として考えたら、元々ペラペラの1500円のTシャツを毎年買うならば、5000円のしっかりしたTシャツを3年着て交換した方が気分良いでしょ?"というパターンで話します。実際コレは自分の体感、2年くらいはメインのトップスとして着て、そのあとはダメになるまで家着orインナー、そんな風に着ています。そうすると毎年少しずつ調達すれば、安定消費出来て丁度良いのです。なので自信満々で年がら年中同じモノをオススメしています笑。Pt.Alfredだってそう、同じ形の同じ色を数年後に買う人が多いワケです。春にこの色買ったし秋はこの色、そんなパターンもそう、自分に合うものが分かれば快適だし、同じモノを使い続けると物の良し悪しの判別も出来る。

 

ご飯と味噌汁と香の物は変わらず、おかずは納豆だけの時もあるし焼き魚や肉料理の時もある、ご飯をかやくごはんにして蕎麦を食べたい時もあるし、鯛茶漬けとあと2品でキュッと酒を飲みたい時もある。ご飯に飽きた時はパスタでも。

タピオカはもう古い、チーズダッカルビの次は何?、それってさっきの自分を否定してませんか?

 

あ、、これで説明がついた。そうなんです、昨日の自分を否定したくないので、自店のあり方だけを見ております笑。ご飯味噌汁お漬物は常にメインで用意しておくので、それに合わせておかずを作るので選んでくださいね、そういう感覚です。

 

あ、、、社員食堂ですねソレ、Deweyのコンセプトは社員食堂で決定しました。飽きたらたまに百貨店の上のレストラン街に行ってください、でもなんだかんだ言って社員食堂が落ち着くでしょ?社員食堂が最先端を行き続ける必要はありません、でも多少はその時のエッセンスも欲しい、そのさじ加減が心地よい。

 

やっぱうちの社員食堂は安定感ある、そう言ってもらえるように頑張ります笑。

 

は〜、スッキリした笑。

 

それではまた次回。

26回帰。

こんにちは。

本日は2月6日、家族に言われるまで自分の誕生日であることを忘れておりました。まあ、それを楽しみにするような年齢でもないのですが笑。

 

このところ、少し遠ざかっていた自転車にまた乗っております。いや、乗るのは変わらず毎日だったのですが、主体性を持ってというか興味の方向を明確にしてというか、分かりやすい例だと久々に山に。ここ数年は他に時間を割かれることが多かったので、どうしても後回しになってました。言い様によっては、その時間を作るのが大切である!となるのでしょうが、まあ距離を置く期間もお互いのためになったりするでしょ?笑。

去年の春にお店や家を引っ越したりしましたので、その際にかなり所有台数をシェイプアップしました、それも距離を置く理由にしてたのかもしれません。因みに約10年前はこんな感じ↓

 

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ひどいですよね、30オーバー独身男性ってこうなるのか〜という感じ笑。もっとひどい時はこの倍でした。この頃は週の半分は山に行ってましたし、半分仕事の状態で輪界(自転車業界を指す用語)と関わってましたし、まあこうなるのも致し方ない。

 

のか??笑

 

そんな感じで自転車、特にMTBに塗れて二、三十代を過ごしてきました。"脛に傷持つ"なんて言い回しがありますが、文字通り脛はペダルの痕でシミだらけです。それ(MTB)がなんとなく40を超えた辺りでふと日常ではなくなりました、気分的に。よく一緒に動いていた友人のMTBプロショップが閉店したり、弟分のプロライダー2人が引退&競技体制が変わり時間が合わなくなったり、よく山に行ってた面子が集まれなくなったり、そういう変化がありました。まあ元々1人で行くことが多かったのでそれは言い訳、それよりももっと大きな要因は、MTB業界の変化の急激なスピードについていけなくなった、それで冷めてしまったという事かもしれません。

 

MTBがこの世に生まれたのはボクの生まれた1974年とされてます、47年くらいの歴史です。もはやMTBの代名詞とされているフロントサスペンション、MTB史前半の20年ほどはまだ開発されておらず、ほぼ気合いで乗るという状態笑。進化といえば変速機の多段化、フレーム剛性のアップ、タイヤの性能アップ、そんなところでしょうか。そしてサスペンションが開発され、高速化に伴いブレーキがディスクブレーキに。ここまでが10数年前あたりまでの動き、初めて油圧ディスクを使った時は嬉しかったな〜。因みに20代のボク、フルサスペンションバイクにも乗ってましたが、変速・サス無し・弱々ブレーキのMTBで山遊びするのにハマってました、男気〜おりゃ〜って感じ笑(因みにこの自転車の名前が前の店名になった理由の1つ)。

いや〜MTBは最先端の機材で楽しいなあ〜、ロードバイクの新しい技術ってカーボンフレームくらいいでしょ、なんて思ってたら、、、この10年で機材が毎年進化するのです。

先ず初めにドカンと来たのがホイールの大径化、29インチの誕生。プロを引退した弟分てのが国際ポイントレースで、世界で初めて29erを使用して優勝したということもあり、なんだか親近感も手伝いボクも直ぐに29erに乗りました。そこまではボクも最先端男だったのですが笑、変速が3×9から2×10にジワジワ進み、現在1×11。ホイールの軸が前後9mmだったのがジワジワ進み、もう様々、ヘッドも様々。ここまでは何とか受け入れてきたのですが26と29の間の27.5というホール径が出現、これで腰が引けました、現在はこれが主流です。

MTBはロードよりも機材自体が楽しいという側面もあるので、ここに付き合いきれないという気分が生じるとライド自体にも影響します(されるなよ笑)。

 

要は、流行についていけなくなったということです。

 

実際は完全に取り残されている訳ではないのですが、これは後ほど。この時代遅れというオジサン化現象、ファッションではなくMTBで味わいました、良かったのか悪かったのか笑。。。そうなると、毎週行ってた山が月イチになり、季節毎になり、年1回になり、、去年は0回だったはず。ガレージに掛かってるMTBが毎朝目に入り、ごめんやで、来月は行くから、、なんて罪悪感を毎日抱え、最終的には"オレホントハMTBニノッテルヒトアルヨ"くらいの悟りを開いてしまいました笑。

 

そんな時代遅れのおっさん、年末さしかかりにDeweyを始め、ちょっと気分が落ち着いた時に、自分を構成する要素に自転車ってのが有ったよなと、なんだか思い出してしまい、半年前に友人の空井戸サイクルになんとなく再塗装してもらったシクロクロスフレームを思い出します。

なんとなく組み上げました→そうなると乗りたくなります→乗ります→乗れない笑。これくらいだよな〜と思ったポジションが全くだったり、脚が回らなかったり、腰痛くなったり。

そうなると気になり毎日少しずつ触る→乗る→すると移動手段ではなく乗ることが目的となる→お帰りなさい自転車生活。

 

まあ毎日乗ってるのでずっと自転車生活なのですが、やはりMTB好きなので生活の移動手段だけではないモチベーションがボクにとっての楽しい自転車生活なのかもしれません。

逆にこの数年は、業界の流れを気にせず、自分の好きなように乗るため、オジサンだからこその自転車生活を受け入れる準備期間だったのかもしれません。最先端を追うのではなく、自分にちょうど良い部分で旬なモノもプラスしたり、、これってボクが洋服で皆さんに偉そうに言ってることでした...自転車に気付かされましたよ笑。

 

そうなると不思議、自分評価ではありますが、漢児自転車史上で最もバランスの良い4台になりました(屋根裏の自転車はちょっと忘れて笑)

 

 

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まずはコレ、前述の再塗装したシクロクロスフレーム。フラットバーでシングルスピード、100キロ乗ろう・峠登ろうなんて思ってないのでこれで快適。というかシングルってホント気分が良い、街中のきつめな坂はスタンディングでこなせるくらい・平地はそこそこスイスイ、それくらいのギア比。全てちょっと前のMTBパーツで、タイヤは旬な感じ。おっさんだから出来るコンビネーションです笑。

 

 

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29erMTB。現在お山用で稼働しているのはコレだけ、複数台じゃないのはいつ以来かわからないくらいです、始めた時以来かも。

完全に取り残されてる訳ではないと言ったのはコレのこと。27.5が主流には違いないのですが、29erも定番化してます、なんなら27.5プラスという規格のホイールも履けます。ホイール剛性が進化すれば、29erがもっと進化するかもしれないそうです。その他パーツの大まかな規格も最先端よりちょい遅れくらい、コースに出る予定もないし、里山ライドのボクには丁度良い。フルサスペンションバイクではないので、流行りと一線を画することが出来るので気が楽。

所有バイクが26のままだったならタイヤのような消耗パーツの入手(選択肢)が困難になったでしょうし、29er乗り続けてて良かったと思います。今から新しいバイクをいちから用意するのは、気分的にハードルが高い笑。

 

 

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そしてフォールディングバイク、これが我ながら意外笑。ご縁があってボクの元に来た、国内ファーストロットのBD-1です。元々それほど輪行(自転車を袋に入れて電車旅をすること)はそれほど好みではないのですが、このご時世ですので、出張先なんかで電車を乗り継ぐのもなんだか気が引ける。。。そんな時にはコイツの出番。少しハンドル幅広め、MTB乗りはどうしても広いハンドルが好み笑。

この自転車、常時Deweyにありますので、もし京都にいらっしゃって自転車で動きたいなんて思った場合はご相談くださいね、ほんとに。

 

 

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そして荷物を運べる街乗りのメインがコレ、26インチのMTBのパニア仕様です。去年までは29erのツーリングバイクに700cの太めタイヤをはめて乗ってたのですが、今年からはコイツです。Deweyのインスタをご覧の方ならばなんとなく見覚えがあるかもしれません、こないだまでDeweyの壁に飾ってあったフレームです。

このフレーム、古いMTB好きならば知っている、ちょっとニッチなブランドなんです。現在は殆ど稼働してない会社なのですが、なんというかアメリカのMTBに対する憧憬を感じさせるような孤高のブランドでした(過去形笑)。なので街乗りに使うのもなんだか邪道な気がしなくもないし、かといって仕様も旧世代だしバリバリ乗るぞという気持ちにならないし、万が一ドカンと壊したら何だか辛いし、、そういう気持ちが錯綜して床の間バイクになってました。

でもね、最近なんだか26回帰な気分になったのです。なんというか、原点に立ち戻るというか、ホッとしたいというか、昔が懐かしいというか、まあこれもオッサン化の表れなのかもです笑。しかし自転車生活の大半を26インチで過ごしてきた体ですので、やはり馴染み深いワケで染み付いてるワケです。街乗りとしても29erや700cよりもコンパクトだしハイトも低く気楽、ハンドル手前にしてふんわり乗るのにバッチリなのです。太めのスリックタイヤでボワ〜っと行ける、御所の深い砂利もノーストレス笑。昔はこの手のタイヤといえば、シュワルベのテーブルトップ・マキシスのホーリーローラー・ケンダのKラッドの3択くらいに思ってましたが、ここ数年で出たこのタイオガのパワーブロックを使ってみるとかなり良い。コスパもよろしくて素晴らしい。

 

さっきも言いましたが、このKELLYというフレームでこんな乗り方するのって冒涜だろうよ!みたいな潜在意識がありました、実際ネット上に出てくる画像は全て土埃のお化粧がされた正統派な物ばかり。でもまあ、、乗る方が宜しいワケですよね、当たり前ですが。そういう肩肘張らずに思えたのも冷却期間&加齢のおかげ。まあ知らない人からすればどーでも良いことだし、知ってる人でも別にどーでも良いことだし。

 

"洋服にこだわらない洒落たスタンスが良い"なんて普段言ってるくせに、自転車に対しては目玉を四角くしてました。

 

26回帰のおかげで自己認識。

 

それではまた次回。

 

新型コロナとお店の入りづらさについて。

こんばんは。

先日久々に友人の営む居酒屋さんへ。京都の中でも代表的な地域に立地するお店なのですが、ここは一見さんお断り。ある意味それも立地としては適した商法なのですが決して高いお店ではなく(むしろリーズナブル)、なぜそうしているかというと、彼等夫婦の家のキッチンに招いているスタンスだから。そうなると自ずと知っている人じゃなければダメ。なので例えばボクが5,6人で飲み食いしたいからよろしくといっても、夫婦がオッケーじゃなければダメ。いや、、、知人に連れけと言われても先ずはボクの面接からになりますので、結構面倒なのか??笑。まあここはボクが考えて依頼しなければならないところなので、面倒っぽくはありますが、それも込みでボクを信用してくれているから何の文句も無い。むしろ1人で行きたいし、彼等も1人で来たボクとあーだこーだ話したい。

まあ、、大将が一筋縄で行かない性分というのは否定できませんが、それももちろん彼の魅力。ボクとしては素晴らしく居心地が良い、だって友人の家ですからね。

 

 

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友人の家にという気分だからって決して素人料理ではなく、色んな所で腕を磨いた彼の料理はバッチリ、こないだ作ってもらった坦々麺も美味しかった。因みにメニューもなく、あれ食べたい〜コレ作って〜とか、そんな感じ。

そんなお店なので、昨今のコロナ対策をしなくても自ずとなされているわけです、家族で行って伸び伸び食べられる。

 

Dewey、ご存知の通り全く会員制のお店とかでは無いのですが、小さな看板でビル奥の階段を上がり、手書きのネームをドアに貼ってるだけの部屋なので、まあ近いものがありますよね笑。もちろん誰も彼もが入りやすいようにしてませんが、誰も彼も入って頂けると嬉しいです。入る時に、「Deweyってトコに行く」と思っていただけると助かります。ボクが横着な性格であるのと、存じ上げない人と話すのがほんの少し苦手なので。

 

裏ブログなので油断して、かなりの本音を書いてますよコレは、、、笑笑。

 

厳密にいえば、知らない人が苦手というわけでは無いのです。例えば、そうですね・・1人で居酒屋さんのカウンターに居て(飲む話ばっか笑)、隣に居合わせた人が話しかけてくる、そういうシーンってありますよね。その人が空気を添わせてくれると話しやすい。「1人で飲んでる時に失礼、ちょっとお話よろしいですか?」とか、そんな挨拶がなくても、強引さがなければ悪い気はしないでしょ?。おそらくそれに近い感じなんだと思います。

こんなことを言ってると勘違いされそうなのですが、わざわざ下準備をして"Deweyを目指して!!"なんていうのを求めていません。まあ、そういってもらえると嬉しすぎますし笑、そんな方はボクがとやかく言う必要もありません。

通りかかって何かあるぞ?でも、ちょっと暇つぶしでも、一回見てみたいからでも、何でも良いです、むしろそれも嬉しい。ただ、大型店舗の出入り自由さと同じスタンスでいらっしゃった場合、ボクが正しく親切になれないと言うワガママ笑。

しかしながら、世の中の殆どがそれを当たり前で動いてますので、むしろ我々側がお客さんをそう躾けていると言えるのかも知れません。しかし、それが入りにくいお店だと、ドアを開ける前に"わざわざ"という感覚が生じる。この奥?階段どこ?なんてしてる間に、行くぞという準備を無意識にしてもらえる。そしてボクも"わざわざ"来てくれた、そう感謝できる。

そうなんです、ボクがお客さんに正しく接するために2階にいます。

 

ボクのお店なので、ボクの都合で2階に居ても良いですよね、、、笑。

 

入ってみて、居心地ヨシ!と思ってくださったら、どんな理由でも暇つぶしでも来てください。その為に居心地の良い部屋をキープします、ボクを知ってくださった上での居心地の良さなら負ける気がしない笑。

 

そして今回最初で最後、Dewey関連のページ上にコロナの文字を記載します。

皆さんどこをみてもコロナですよね、当たり前ですが。お店側も触れないわけにもいかないことではありますが、、対策の仕方・気持ちは千差万別、皆さん疲れが無いはずがない。そんな中ちょっと息抜きで、通販やその他の理由でネットを開いた時、善意だとしてもコロナという文字が目に入る。だからせめてDeweyのページをみてる時はその文字を入れたくないと思ってます。ウェブもお店も、コロナ気分からちょっと解放してもらえたら嬉しいです。居心地をキープしたい、なのでこれまでコロナに触れることがありませんでした。

 

以上、もう書かない笑。

 

こういう類のことは表ブログもも裏ブログでも言わないつもりでしたが、友人の店に行って改めてそう思ってしまったので、ついつい。。。コレそのうち消すかも笑。

 

とりあえず、そんな感じで毎日皆さまをお待ちしております笑。

 

もちろん明日もご来店(HPも)を心よりお待ちしております。

 

それではまた次回。

 

 

初売り、おし売り。

こんにちは。

 

遅まきながらではございますが、あけましておめでとございます、本年もよろしくお願い申し上げます。

年始オープンと共に、一部ディスカウントしてる商品があります。Pt.Alfredのストックしている冬物のJKTやコート、これはウェブショップにもアップしております。その他、店頭のみでのクローズドセールとしてお出ししているモノもございます、よろしければご来店くださいませ。

その中でもPt.Alfredのカチッとしたヘリンボーン素材のコートを、個人的にもお勧めしておりまして(この時点でXSのみになってしまいましたが)、本日はそれをお買い上げいただいた時のお話。

 

前店舗の頃からちょくちょくご来店頂いてるお客様が、ハンドクリームをお求めにいらっしゃいました。ブログ等をしっかりチェックしていただいてるご様子ですので、セールのあたりをご覧になって、「あ〜、この辺ね〜」という感じでらっしゃいました。そこでご試着をおすすめした際に、そのコートもおすすめしてみました。

前店舗からお越しの方ならご存知だと思うのですが、ボクはあまり「これ買っとけ〜」というような事を申し上げません。「これは今後ないパターンかも、なので気になるなら今それほど触手が動かなくても持って帰った方が、、」なんて思うときはいつもより少しお勧めするのですが、断りやすいスペースを作った話し方をするようにしてます。

今回もそれくらいのお話をしようと思っていたのですが、なんとなくいつもより熱(というよりも圧)が増しました笑。「押し売りするつもりは本当ないですが、これは後々買ってて良かったと思う時がちょくちょくある、押し売られたと思ってもらって良い。」という類の事をお伝えしました。そんな感じでお話を進めていると、順々にお客様も納得に至ったご様子で、コートを連れて気持ちよくお帰りになりました、ハンドクリーム買いにきただけなのに笑。。。

 

接客方法の話ででよく出る言葉のうちの一つが"最後の一押し"というやつ、まさにそれなのかも知れませんが、正直ボクの場合は年に数回。接客や個人売りに快感を感じる洋服屋はここに達成感を感じるのだと思います。もちろんボクだってそれがないわけではないのですが、どちらかというとボクが無言のままで、お客様の意思でおすすめに反応してもらう方が気持ちが良い。バイヤーとしての気質の方が上回っているのかも知れませんが、店頭をキープする上では気迫が足りないのかも。押し付けの押し売りをする気概と根性がないのかも知れません笑。なんて事を、お帰りの後に考えてたのですが、ふと思いました。「あれ??いやこれは押し売りではなく推し売りなのでは??」

 

押し付けるのではなく力一杯推薦する"推し売り"、良いんじゃないのコレ。すぐにSNSハッシュタグを調べると、使われた形跡が5投稿程でした、使お笑。

 

ということで2021年のDeweyの目標は"推し売り"、頑張ります、強めでいきます笑笑。

 

本年もよろしくお願い申し上げます。

それではまた次回。

柿と梨。

こんばんは。

日当たり良すぎるDewey、ようやく日中もニットを普通に着て居られるようになりました。しかしお日様の力というのはすごいですよね、燃料や電力で温めるよりも芯から温まっているのか、体が楽です。自転車での通勤の往復もいつもより薄着で平気なような気がします。とは言え、ボクは寝冷えで風邪菌を活性化させるきらいがありますので、毎日油断の無いようにしなければ。もう5,6年連続で年越しに発熱して休みを棒に振っております、一昨年はそのおかげて映画を20本くらい観られたので、それはそれで楽しかったのですが笑。

諸々のバイ菌さんが猛威を振るう今年の冬、必要以上にうがい手洗いをしましょうね。順番だと手洗い→うがいですね。

余談ですがうがいって"嗽"なんですよね、夏目漱石で有名な漱石枕流の"漱"が「すすぐ」「くちすすぐ」と読み、"嗽"は「くちすすぐ」「うがい」と読む。この使い分けは喉をガラガラするところなのでしょうか、でも漱もうがいと読むし、、まあ余談です笑。

 

ということで本日は柿と梨で思いついた、というか思わされた話です。

 

先日東京の友人が三泊程京都に仕事で滞在しており、2晩を一緒に過ごした翌日の昼にDeweyに訪れたのですが、その時に「ねえねえカンちゃん、柿食べる?」と言うので、「うんうん、でも果物ナイフ無いや〜、まだ足りないものだらけ。」と答えると、いやむいて持ってきたと。

 

 

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彼女、各メディアでコメンテーターとして活躍する、映画を撮ったりCM作ったり、エッセー書いたり絵を描いたりする人なのですが、東京で剥いた柿と梨をジップロックに入れて京都のボクに渡すわけです笑。まあ、食べるのを忘れてただけでしょうけど、ポイっと当たり前に渡すわけですよね。

え?剥いて持ってきたの?と思いはするのですが、反応するのも面倒臭いので、皿ないしコップに入れるわ〜というと、一緒に居たミュージシャンの友人が「カンジさんもやっぱ変だね、何にも思わないもんね笑」と。いや、思いはするけど、、腐ってなけりゃ食べられるし、新幹線とかで食べるつもりのを忘れてたんでしょ、相手がボクで油断してるからだろうし、、その辺りの想像はつくしまあ本筋には関係ないからね。なんて答えると、カンジさんぽいなんて言われるのです。家人にもそれは言われます、そういう感情表現が薄いそうです笑。

まあ普通はそのまま持ってくるor剥いたものは出さない、そうなるところでしょうし、実際逆の立場ならそうはならないでしょうね。

それに近い話だと、先輩筋を辿ると行き着く、日本の男性ファッションを作り上げた大巨人の息子さん。息子さんなんて呼ぶのはおこがましい、通称"先生"と呼ばれる方なのですが、その事務所にチラッとお邪魔した際、ごく当たり前のように「甘納豆食べる?」と訊かれました。当時30前後だったボクは全く好みでもなんでもないですが、すごい人にそう言われて、愛想でポツポツ食べました。その1回きりしかお会いしてませんが、その力の抜け具合を今思い返すととてもカッコイイ。

例えばミュージシャンや我々業界でもちょっと抜けた方、そんな皆さんとご一緒したりする時も、種類の豊富なバーに行ってもいいちこを美味しそうに飲んでたり(置いてるバーもある意味すごいですが)、高名なコンサル業の方がスーパーの安い食品を買い続けてたり。

そういうのを垣間見ると、好きなことで頭ひとつ抜けている人の純度ってすごいなあと思います。もちろん、いわゆる一般的な人の中にも、好きが純粋な人もそのパターンが多い。

 

ボクも好きを伝えるのが仕事だし、好きだからこやるべき仕事を選んでるはずなのですが、色んな場当たりを少なからず考えて、自分の思う事のアウトラインを滲ませ、ぼやかしつつ過ごしている様に思います。

自分の是と思うことを真っ直ぐに伝えるって、結構難しいですよね。世の中で是としていることを優先してしまう。ボクらの仕事はこの是を追求することだと思うのですが、その核心を続けるために違うこともしなければならないし、逆に違うことをするのが嫌だから核心が不安定になってしまったり。

洋服を売るのに、一番わかりやすいのは"最先端"や"流行"、"お買い得"や"ここでしか買えない"だったりするのですが、そうじゃない大切なものって沢山あるのですよね。その大切なものの中で、ボクが出来ることを自分で迷わない様にしなければなあ。

 

なんて、ジップロックの柿と梨に思わされました、なんやそれ笑。

 

それではまた次回。