ハシグチカンジの枝葉末節

某ブランドの京都アトリエショップに大体いるメガネです、以前は御所南Dewey&二条木屋町UNITでした。

MTBの話で申し訳ないのですが、割とDewey的な。

こんばんは。

スポーツ自転車の進化が止まりません、って誰やねんという感じではありますが笑、進化だったり焼き直しだったりが乱立状態だなあと、一歩引き気味のおじさんはそう感じる昨今。世界的に見ると大人気スポーツの自転車、ロードバイク界ではビンテージバイクという観念は当たり前にあったのですが、最近マウンテンバイクでもその兆しが。ぼくはMTB好きですのでやはりその流れは気になります。

MTBで初めて量産されたスペシャライズド・スタンプジャンパーというバイクがぼくと同い年で47,8歳、その前からアメリカのヒッピーがやり始めたのを考えると50〜60年弱くらいでしょうか。ようやく半世紀を越えてクラシックバイクを楽しむという人たちが現れました、これはまあまあ最新のブームかも、Instagramの人気に連動して加速という風にも見受けられます。普及拡大の始まった90年代のバイクがその主役、欧米の人はそれをレストアして楽しんでいます。日本の市場はその頃の車体は少なくて悔しい。そして去年の引っ越しでその部類に入るフレームを誤って処分してしまってることを思い出して、まさに後悔先に立たず笑。

そんな感じで生ぬる〜くインスタで#retromtbを眺めて楽しんでたのですが、最近ついつい旧車を入手してしまいました、お懐かしい…お久しぶりですという感じ。うちのチビの通学用自転車に使うパーツをオークションで探したりしている途中、たまに自分の興味のある物をパトロールしてたら、あら??皆買わないのこれ??というのを見つけまして。躊躇していると相方が「おい、買え。」とお尻を叩いてくれたのでクリック笑。Deweyで売ってる洋服によくある価格なので、自転車として考えると全く問題なさそうなのですが、自分の物を買うとなると石橋を叩き割る癖がついており笑、うちの奥方様はそれを見かねているのでしょう。

落札したそのバイク、初見の時は皆買わないの?と思いましたが、よく考えると買わないはずです、まずはブランドが訳分からんのです。日本のMTBの歴史を体感していると記憶にあるかも??くらいマニアックなブランド、前出のスペシャライズドの日本のOEMを当時受けてた工場の物といえば、MTBファンなら"へえ〜"くらいには思うでしょう。けどわかりづらい、それでピンク色のフレームだしそりゃあ不人気笑。ぼくもそこまでだと手を出そうとは思わなかったはずなのですが、詳細画像を眺めるとパーツが良い状態。まあこれも別にいらないという人の方が多いかもしれません。そんな趣味性だけの自転車を買おうという人は限られてるでしょうし、自分で全てバラして組み付け出来る人ばっかでもないですよね。

でもね、ヤングな頃のぼくはこういうバイクを買えなかった、その思い出の回収です。

 

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このフォークなんてまさにそう、今のサスペンションフォークの基礎となったスコットのユニショック。今のサスフォークではあり得ないなで肩がセクシーです、ワールドチャンピオンのデカールも綺麗に残ってます。

 

 

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そしてシマノLXの560系コンポ、このレバー以外のパーツも分解清掃すればピカピカになりそう。94年当時で中間ランクのパーツ、それでも20歳のぼくには手が出せなかった。その5年後くらいにフルサスバイクを組んだ時は、頑張ってこれより上位機種を使いました。でもやはりこの頃のLXを見ると、あ〜欲しかったなあ、、、と遠い目になります。

そんな当時のパーツを眺めていると、なんともオツな雰囲気。年月を重ねた製品というのは良い味を醸し出しますよね。

 

いや〜、やはりMTBはカッコイイ。

 

表題の"割とDewey的な"のことなのですが、これはレストア完成後にお話ししようと思います、ちょっと時間切れで。Dewey的に組み直そうと思ってます、Deweyのマスコットバイク。

また自転車だけの回がそのうちありますが、、ご了承くださいね笑。

 

それではまた次回。