Deweyカンジの枝葉末節

御所南のDeweyです。こちらでは脳内にある、お店フィルターにかける前のお話をしようと思います。

26回帰。

こんにちは。

本日は2月6日、家族に言われるまで自分の誕生日であることを忘れておりました。まあ、それを楽しみにするような年齢でもないのですが笑。

 

このところ、少し遠ざかっていた自転車にまた乗っております。いや、乗るのは変わらず毎日だったのですが、主体性を持ってというか興味の方向を明確にしてというか、分かりやすい例だと久々に山に。ここ数年は他に時間を割かれることが多かったので、どうしても後回しになってました。言い様によっては、その時間を作るのが大切である!となるのでしょうが、まあ距離を置く期間もお互いのためになったりするでしょ?笑。

去年の春にお店や家を引っ越したりしましたので、その際にかなり所有台数をシェイプアップしました、それも距離を置く理由にしてたのかもしれません。因みに約10年前はこんな感じ↓

 

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ひどいですよね、30オーバー独身男性ってこうなるのか〜という感じ笑。もっとひどい時はこの倍でした。この頃は週の半分は山に行ってましたし、半分仕事の状態で輪界(自転車業界を指す用語)と関わってましたし、まあこうなるのも致し方ない。

 

のか??笑

 

そんな感じで自転車、特にMTBに塗れて二、三十代を過ごしてきました。"脛に傷持つ"なんて言い回しがありますが、文字通り脛はペダルの痕でシミだらけです。それ(MTB)がなんとなく40を超えた辺りでふと日常ではなくなりました、気分的に。よく一緒に動いていた友人のMTBプロショップが閉店したり、弟分のプロライダー2人が引退&競技体制が変わり時間が合わなくなったり、よく山に行ってた面子が集まれなくなったり、そういう変化がありました。まあ元々1人で行くことが多かったのでそれは言い訳、それよりももっと大きな要因は、MTB業界の変化の急激なスピードについていけなくなった、それで冷めてしまったという事かもしれません。

 

MTBがこの世に生まれたのはボクの生まれた1974年とされてます、47年くらいの歴史です。もはやMTBの代名詞とされているフロントサスペンション、MTB史前半の20年ほどはまだ開発されておらず、ほぼ気合いで乗るという状態笑。進化といえば変速機の多段化、フレーム剛性のアップ、タイヤの性能アップ、そんなところでしょうか。そしてサスペンションが開発され、高速化に伴いブレーキがディスクブレーキに。ここまでが10数年前あたりまでの動き、初めて油圧ディスクを使った時は嬉しかったな〜。因みに20代のボク、フルサスペンションバイクにも乗ってましたが、変速・サス無し・弱々ブレーキのMTBで山遊びするのにハマってました、男気〜おりゃ〜って感じ笑(因みにこの自転車の名前が前の店名になった理由の1つ)。

いや〜MTBは最先端の機材で楽しいなあ〜、ロードバイクの新しい技術ってカーボンフレームくらいいでしょ、なんて思ってたら、、、この10年で機材が毎年進化するのです。

先ず初めにドカンと来たのがホイールの大径化、29インチの誕生。プロを引退した弟分てのが国際ポイントレースで、世界で初めて29erを使用して優勝したということもあり、なんだか親近感も手伝いボクも直ぐに29erに乗りました。そこまではボクも最先端男だったのですが笑、変速が3×9から2×10にジワジワ進み、現在1×11。ホイールの軸が前後9mmだったのがジワジワ進み、もう様々、ヘッドも様々。ここまでは何とか受け入れてきたのですが26と29の間の27.5というホール径が出現、これで腰が引けました、現在はこれが主流です。

MTBはロードよりも機材自体が楽しいという側面もあるので、ここに付き合いきれないという気分が生じるとライド自体にも影響します(されるなよ笑)。

 

要は、流行についていけなくなったということです。

 

実際は完全に取り残されている訳ではないのですが、これは後ほど。この時代遅れというオジサン化現象、ファッションではなくMTBで味わいました、良かったのか悪かったのか笑。。。そうなると、毎週行ってた山が月イチになり、季節毎になり、年1回になり、、去年は0回だったはず。ガレージに掛かってるMTBが毎朝目に入り、ごめんやで、来月は行くから、、なんて罪悪感を毎日抱え、最終的には"オレホントハMTBニノッテルヒトアルヨ"くらいの悟りを開いてしまいました笑。

 

そんな時代遅れのおっさん、年末さしかかりにDeweyを始め、ちょっと気分が落ち着いた時に、自分を構成する要素に自転車ってのが有ったよなと、なんだか思い出してしまい、半年前に友人の空井戸サイクルになんとなく再塗装してもらったシクロクロスフレームを思い出します。

なんとなく組み上げました→そうなると乗りたくなります→乗ります→乗れない笑。これくらいだよな〜と思ったポジションが全くだったり、脚が回らなかったり、腰痛くなったり。

そうなると気になり毎日少しずつ触る→乗る→すると移動手段ではなく乗ることが目的となる→お帰りなさい自転車生活。

 

まあ毎日乗ってるのでずっと自転車生活なのですが、やはりMTB好きなので生活の移動手段だけではないモチベーションがボクにとっての楽しい自転車生活なのかもしれません。

逆にこの数年は、業界の流れを気にせず、自分の好きなように乗るため、オジサンだからこその自転車生活を受け入れる準備期間だったのかもしれません。最先端を追うのではなく、自分にちょうど良い部分で旬なモノもプラスしたり、、これってボクが洋服で皆さんに偉そうに言ってることでした...自転車に気付かされましたよ笑。

 

そうなると不思議、自分評価ではありますが、漢児自転車史上で最もバランスの良い4台になりました(屋根裏の自転車はちょっと忘れて笑)

 

 

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まずはコレ、前述の再塗装したシクロクロスフレーム。フラットバーでシングルスピード、100キロ乗ろう・峠登ろうなんて思ってないのでこれで快適。というかシングルってホント気分が良い、街中のきつめな坂はスタンディングでこなせるくらい・平地はそこそこスイスイ、それくらいのギア比。全てちょっと前のMTBパーツで、タイヤは旬な感じ。おっさんだから出来るコンビネーションです笑。

 

 

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29erMTB。現在お山用で稼働しているのはコレだけ、複数台じゃないのはいつ以来かわからないくらいです、始めた時以来かも。

完全に取り残されてる訳ではないと言ったのはコレのこと。27.5が主流には違いないのですが、29erも定番化してます、なんなら27.5プラスという規格のホイールも履けます。ホイール剛性が進化すれば、29erがもっと進化するかもしれないそうです。その他パーツの大まかな規格も最先端よりちょい遅れくらい、コースに出る予定もないし、里山ライドのボクには丁度良い。フルサスペンションバイクではないので、流行りと一線を画することが出来るので気が楽。

所有バイクが26のままだったならタイヤのような消耗パーツの入手(選択肢)が困難になったでしょうし、29er乗り続けてて良かったと思います。今から新しいバイクをいちから用意するのは、気分的にハードルが高い笑。

 

 

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そしてフォールディングバイク、これが我ながら意外笑。ご縁があってボクの元に来た、国内ファーストロットのBD-1です。元々それほど輪行(自転車を袋に入れて電車旅をすること)はそれほど好みではないのですが、このご時世ですので、出張先なんかで電車を乗り継ぐのもなんだか気が引ける。。。そんな時にはコイツの出番。少しハンドル幅広め、MTB乗りはどうしても広いハンドルが好み笑。

この自転車、常時Deweyにありますので、もし京都にいらっしゃって自転車で動きたいなんて思った場合はご相談くださいね、ほんとに。

 

 

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そして荷物を運べる街乗りのメインがコレ、26インチのMTBのパニア仕様です。去年までは29erのツーリングバイクに700cの太めタイヤをはめて乗ってたのですが、今年からはコイツです。Deweyのインスタをご覧の方ならばなんとなく見覚えがあるかもしれません、こないだまでDeweyの壁に飾ってあったフレームです。

このフレーム、古いMTB好きならば知っている、ちょっとニッチなブランドなんです。現在は殆ど稼働してない会社なのですが、なんというかアメリカのMTBに対する憧憬を感じさせるような孤高のブランドでした(過去形笑)。なので街乗りに使うのもなんだか邪道な気がしなくもないし、かといって仕様も旧世代だしバリバリ乗るぞという気持ちにならないし、万が一ドカンと壊したら何だか辛いし、、そういう気持ちが錯綜して床の間バイクになってました。

でもね、最近なんだか26回帰な気分になったのです。なんというか、原点に立ち戻るというか、ホッとしたいというか、昔が懐かしいというか、まあこれもオッサン化の表れなのかもです笑。しかし自転車生活の大半を26インチで過ごしてきた体ですので、やはり馴染み深いワケで染み付いてるワケです。街乗りとしても29erや700cよりもコンパクトだしハイトも低く気楽、ハンドル手前にしてふんわり乗るのにバッチリなのです。太めのスリックタイヤでボワ〜っと行ける、御所の深い砂利もノーストレス笑。昔はこの手のタイヤといえば、シュワルベのテーブルトップ・マキシスのホーリーローラー・ケンダのKラッドの3択くらいに思ってましたが、ここ数年で出たこのタイオガのパワーブロックを使ってみるとかなり良い。コスパもよろしくて素晴らしい。

 

さっきも言いましたが、このKELLYというフレームでこんな乗り方するのって冒涜だろうよ!みたいな潜在意識がありました、実際ネット上に出てくる画像は全て土埃のお化粧がされた正統派な物ばかり。でもまあ、、乗る方が宜しいワケですよね、当たり前ですが。そういう肩肘張らずに思えたのも冷却期間&加齢のおかげ。まあ知らない人からすればどーでも良いことだし、知ってる人でも別にどーでも良いことだし。

 

"洋服にこだわらない洒落たスタンスが良い"なんて普段言ってるくせに、自転車に対しては目玉を四角くしてました。

 

26回帰のおかげで自己認識。

 

それではまた次回。